通信制高校卒業後の進路とは?進学・就職の選択肢を解説

通信制高校の卒業後の進路は、全日制高校と同じく多彩な選択肢(大学・短大・専門学校・就職など)があります。
ただ、通信制でも大学進学は可能?指定校推薦は?就職で不利にならない?――こうした「通信制高校卒業後の進路」について具体的な情報を持つ保護者や生徒は意外と少ないのが現実です。
この記事では、通信制高校卒業後に選べる進学・就職の道や、キャリア形成のポイントを分かりやすく解説します。
通信制高校の卒業後の進路について
まずは大学・短大・専門・就職の全体像を解説していきます。
大学・短大進学:選抜方式と合格までの道筋
通信制高校からでも、大学・短大への進学は十分に可能です。選抜方式は大きく3つあります。
①総合型選抜(旧AO)
②学校推薦型選抜(指定校・公募)
③一般選抜
通信制高校は学習時間を柔軟に確保できるため、総合型選抜で評価される「活動実績」「志望理由の一貫性」「探究・課外活動の成果」を積み上げやすいのが強みです。
学校推薦型選抜は、在籍する高校・提携校の指定校推薦枠の有無や評定要件が異なるので、学校推薦型を希望する人は早めに確認することをお勧めします。
最後に、一般選抜は共通テスト・個別試験に向けた計画的な学習がポイント。志望校の募集要項を早期に把握し、必要教科を逆算して準備しましょう。
独学だとクセに気づきにくいので、小論文の添削・面接練習を活用すると精度が上がります。
専門学校・専修学校でスキルを身につける
実務スキルを早く身につけたい場合は、専門学校や専修学校がお勧めです。IT・デザイン・美容・調理・医療福祉・観光・自動車など様々なので、オープンキャンパスに参加して、身につけたいスキルを明確にしましょう。
オープンキャンパスでは「入学後に取得できる資格」「現場実習の機会」「就職率・就職サポートの中身(企業連携/キャリアセンター)」を確認しましょう。
通信制高校の在学中からアルバイトやボランティア、制作物の積み上げを続け、ポートフォリオ化しておくと、進学後や就職活動で強力な武器になります。
学費は専門学校により差が大きいため、奨学金(給付・貸与)や学費分納の可否、PCや工具など初期投資の総額も事前に確認しておくことが大事です。
また、卒業後の働き方(正社員・フリーランス・独立)まで見据え、学校の就職実績や卒業生の進路事例を複数比較することも忘れずにやっておきましょう。
就職・起業:高校卒業でも道は開ける
「高校卒業後すぐ働きたい」「家計や地元の事情で進学は難しい」場合は、就職も選択肢の一つです。通信制高校は在学中に勤務日数を調整しやすい分、長期アルバイトやインターンで実務経験を積み、社会人基礎力(報連相・期日遵守・顧客対応)を磨けるのが強みでもあります。
応募の際は、学業との両立経験・具体的な成果(売上貢献/改善提案/皆勤)を数字で示すと人事担当者にもよく伝わります。
製造・物流・販売・介護・保育・ITなど、高卒採用を積極的に行う業界も最近は多く、在学中に資格(危険物乙4・フォークリフト・介護職員初任者・MOSなど)取得をしておくことをお勧めします。
また、将来の独立やフリーランスを視野に、在学中からSNS運用・制作実績の公開・簡易的な受注経験を重ねることも重要です。
「通信制高校 卒業後の進路」を決める3つの軸
適性・条件・準備手順の三つで考えると迷いが減ります。
適性と目標:学びたい内容 × 得意・好きで選ぶ
まず「何を学び、どんな働き方をしたいか」を言語化しましょう。理想から逆算して、大学/短大/専門/就職のどれが近道かを判断します。
抽象的でOKなので、興味のある仕事名・日常の「好き」を書き出し、体験授業やオープンキャンパスで確かめるのが近道です。
通信制高校で培った自己管理力や探究の深掘りは、総合型選抜や就活の自己PRで高く評価されます。逆に「なんとなく進学/就職」はミスマッチの元です。
志望理由を一枚のシートにまとめ、「学びたい内容」「必要科目や資格」「費用と期間」「卒業後の働き方」を見える化。保護者・先生・キャリア担当に見てもらい、第三者目線でブラッシュアップすることで、受験でも面接でも一貫したメッセージになります。
条件とコスト:学費・時間・通学距離を現実的に
学費(入学金・授業料・教材費)、PCや実習道具の初期投資、交通費・家賃などの総コストを試算します。
奨学金は「給付型」「貸与型」で条件が異なるため、募集要項と返還条件を早めに確認しておきましょう。家計状況によってはアルバイトと学びの両立が必要ですが、ハードワークで学業が崩れると本末転倒です。
週の稼働時間やテスト前のシフト調整をあらかじめ決めておくと失敗しにくくなります。また、自宅からの移動時間が長過ぎると、疲労でパフォーマンスが落ちます。
地方在住で通学が難しい場合は、オンライン科目が充実した大学・専門や、リモート授業+集中スクーリング型を検討することが大事です。総コストだけでなく「学びの継続可能性」を軸にプランを比較しましょう。
準備と戦略:入試方式・応募書類・面接対策
総合型選抜は春~夏に活動実績・探究の可視化(レポート/発表/大会・コンテスト参加)をはじめ、学校推薦型は評定・出欠・提出物の安定運用がカギとなります。また、一般選抜は出題傾向分析と過去問演習の積み上げが重要です。
就職なら、求人票の読み方・自己PR文・職務適性テストの練習を4月ぐらいにスタートさせておくと安心なので、応募書類は第三者に添削してもらい、面接は録音・録画で癖を把握しましょう。
通信制高校の強み(自己管理/計画性/探究力/両立実績)を、エピソードと数字で語れるよう準備をしつつ、SNSや個人サイトで制作物・活動実績を公表し、検索に引っかかる「デジタル履歴」を育てておくと、総合型選抜やクリエイティブ職の就活で強くアピールできます。
通信制高校ならではの強みを「見える実績」に変える
在学中の行動が、卒業後の選択肢を広げます。
在学中の実務経験:長期アルバイト・インターン活用
時間の融通が利く通信制高校の強みを活かし、長期アルバイトやインターンで「任せてもらえる経験」を増やしましょう。販売なら客単価UP、飲食なら回転率改善、介護ならレクリエーション企画など、成果を数字で残すことがポイントです。
学校行事の運営・地域ボランティア・検定挑戦も実績になります。週の学習時間を確保するため、勤務は「固定シフト+テスト前は減らす」ルールを家庭と共有しましょう。
現場で学んだ気づきは「メモ→月次で振り返り→応募書類に反映」。指示待ちではなく、自分で課題を見つけ提案した経験は、総合型選抜の評価軸にも、就職面接の深掘り質問にも強く刺さります。
ポートフォリオと自己PR:成果を伝える設計図
大学の総合型選抜やデザイン・IT、接客・販売職の就活では、成果の可視化が差を生みます。作品・レポート・活動記録・受賞歴・検定結果を一冊(PDF/サイト)にまとめ、表紙に「将来像」「学びたい理由」「卒業後のプラン」をまとめておきましょう。
各ページに「Before/After」「具体的数値」「自分の役割」を記載し、第三者が読んでも伝わる構成にします。制作や探究テーマは、志望分野に寄せて深掘りし、「なぜこの課題に向き合ったか」「どの資源を使って解決したか」「次に何を検証したいか」を語れると、一貫性のある志望動機になります。
SNS発信は誹謗中傷・著作権・守秘を守りつつ、学びの軌跡をポジティブに発信しましょう。
サポート校・キャリア支援の使い方:伴走者を持つ
自己流だけでは見落としが出やすいのが進路準備。サポート校の面談・学習管理・小論文添削・面接練習・企業見学・OB/OG訪問は積極的に使いましょう。指定校推薦や大学連携、専門学校とのパイプの有無も早めに確認しておくと安心です。
bグローバル国際高等学院では、高卒資格の確実な取得支援に加え、総合型・推薦・一般まで幅広い入試対策、就職の応募書類や面接サポートも実施していますので、進路相談会で、家庭の事情や費用計画も含めた現実的なプランを一緒に設計しています。
伴走者を持つことで、準備の迷いが減り、締切や優先順位付けが明確になります。
まとめ
「通信制高校の卒業後の進路」は、大学・短大・専門学校・就職と幅広く開かれています。
重要なのは、在学中に“自分の強みを見えるカタチ”にしておくこと。活動実績・成果の数字・ポートフォリオ・面接練習などを積み重ねれば、総合型選抜でも就職面接でも説得力が段違いです。
bグローバル国際高等学院は、鹿島学園高等学校・鹿島朝日高等学校と連携し、高卒資格取得から進学・就職支援まで丁寧に伴走していますので、あなたに合った進路選択を一緒に実現していきましょう。
