「受動態」を分かりやすく解説【高校英語】

目次
はじめに:受動態ってなに?なんのためにあるの?
英語の文章で「誰が〜するか」ではなく、「何が〜されるか」を伝えたいときに使うのが受動態です。
The window was broken.(窓が壊された)
誰が壊したかは重要じゃない。「窓が壊された」ことを伝えたいときに使います。
今回は、受動態の作り方・時制別パターン・よくあるミスや練習問題をセットで解説します。
受動態の基本ルールと作り方
受動態の基本形
be動詞+過去分詞(pp)
例:The cake is eaten.(そのケーキは食べられる)
- 主語=行為を受けるもの
- be動詞の形は時制や主語に応じて変化
時制別:受動態のパターンを押さえよう
時制 | 受動態の形 | 例文 |
---|---|---|
現在形 | am / is / are + 過去分詞 | The room is cleaned every day. |
過去形 | was / were + 過去分詞 | The window was broken yesterday. |
未来形 | will be + 過去分詞 | The work will be finished soon. |
現在進行形 | am / is / are being + 過去分詞 | The cake is being eaten now. |
現在完了形 | have / has been + 過去分詞 | The house has been sold. |
よくある間違いと覚え方の工夫
be動詞を忘れる
- × The homework finished.
- ✔ The homework was finished.
過去形と混同
× The book wrote by him.
✔ The book was written by him.
→ 過去分詞(written)を使う!
覚え方のコツ
- 受け身=「be動詞+過去分詞」
- 「される」イメージがあれば受動態!
- by〜 をつけると「誰によって」かも言える
例:The song was sung by her.
練習問題で理解度チェック!
【初級】
次の文を受動態に書き換えなさい:
They clean the room every day.
解答:The room is cleaned every day.
【中級】
次の文の誤りを直しなさい:
This cake was eat yesterday.
解答:was eat → was eaten
【上級】
次の文を受動態に直しなさい:
They have built a new bridge.
解答:A new bridge has been built.
受動態まとめ
受動態は「be動詞+過去分詞」でできていて、行為を受ける側を主語にする文法です。
時制によって be動詞が変わること、過去分詞の使い方をしっかり押さえるのがポイント!
まずは現在形・過去形の受動態から使い慣れて、徐々に進行形や完了形にもチャレンジしてみましょう!