「前置詞」を分かりやすく解説【高校英語】

目次
はじめに:前置詞ってなに?何のためにあるの?
in, on, at, to…英語を勉強していて、「小さな単語だけど意味がやたら多い!」と感じたことはありませんか?
前置詞は、名詞の前に置いて「時間・場所・目的・手段」などを示す言葉。正しく使えると、英文がぐっと自然になります。
今回は、代表的な前置詞の意味・使い分け・覚え方のコツを、初級者向けにやさしく解説します!
前置詞の役割を理解しよう
英語の前置詞(preposition)は、名詞の前に置かれて、その名詞が文中でどんな意味を持つかを決める重要な単語です。
例えば:
- in the room(部屋の中に)
- at 7 o’clock(7時に)
- for you(あなたのために)
「場所」「時間」「目的」「手段」「対象」など、さまざまな情報をコンパクトに表すのが前置詞の役割です。
代表的な前置詞と使い分け
in(〜の中に、〜後に)
- 場所:She is in the room.(部屋の中にいる)
- 時間:in April/in the morning(4月に/朝に)
on(〜の上に、〜に関して)
- 物理的接触:The book is on the desk.(机の上)
- 日付:on Monday/on July 1st
at(〜に、〜で)
- 点の場所:I arrived at the station.(駅に着いた)
- 時間の一点:at 7 o’clock
by(〜のそばに、〜によって)
- 手段:He came by car.(車で来た)
- 受動態:The song was sung by her.
for(〜のために)
- 目的・利益:This gift is for you.(これは君のため)
to(〜へ)
- 方向:Go to school.(学校へ行く)
- 動作の目的:I want to eat.
with(〜と一緒に、〜を使って)
- 人と:She went with her friends.
- 道具:Write with a pen.
about(〜について)
- 話題:Talk about the plan.(計画について話す)
よくある間違いと覚え方の工夫
in と on の混同
× The book is in the desk.(机の中じゃなくて、上なら→on)
✔ The book is on the desk.
to と for の混乱
× This present is to you. → 不自然
✔ This present is for you.
→ to は「方向」、for は「目的・利益」の違い!
覚え方のコツ
- in=囲まれてる感覚(in the room)
- on=接してる/上にある感覚(on the desk)
- at=点や瞬間にピンポイント!(at 7 o’clock)
練習問題で理解度チェック!
【初級】
次の空欄に適切な前置詞を入れよう:
She is ___ the kitchen.
A. on B. in C. at
解答:B(in the kitchen=部屋の中にいる)
【中級】
正しい前置詞を選ぼう:
The train arrived ___ 8 o’clock.
A. in B. on C. at
解答:C(atは時間の「点」)
【上級】
下線部の間違いを正しましょう:
This letter is to you.
解答:to → for(This letter is for you.)
前置詞まとめ
前置詞は、名詞の前に置かれて関係を示す言葉。
意味が似ている単語も多いですが、「位置」「時間」「目的」などのイメージで覚えると理解が深まります。
まずは「in/on/at」など基本的なものから、例文で感覚をつかみましょう!