「whether と if の“〜かどうか”の使い分け」をわかりやすく解説【高校英語】

目次
はじめに:「〜すべきかどうか」を言いたいとき、どっちを使う?
英語で「〜かどうか」を表すには whether と if の2つの単語がありますが、
実は完全に同じ意味ではなく、文法的に使える場面に違いがあります。
この記事では、高校英語で絶対に押さえておきたい5つのwhetherの使い方と、
ifとの違い・使い分けのコツをまとめて解説します!
whether の使い方:文法的に正しい5パターン
使い方 | 説明・ポイント | 例文 |
---|---|---|
主語になる | 文の主語として使える (ifは使えない) | Whether he comes is not certain. |
補語になる | be動詞のあとに来て補足説明をする | The question is whether he’ll come. |
目的語になる | 動詞の目的語として (ifも使える) | I don’t know whether he’ll come. |
to不定詞の前に置く | 「〜すべきかどうか」の形。 ifは不可 | I can’t decide whether to go or not. |
前置詞の後に置く | 前置詞の後にはifは置けない | We talked about whether he agreed. |
if の使い方:カジュアルで限定的
使い方 | 例文 |
---|---|
目的語になる(話し言葉でよく使う) | I don’t know if he’ll come. |
条件節(「もし〜なら」) | If it rains, we’ll stay home. |
覚えておきたい使い分けルール
チェックポイント | whether / if |
---|---|
文の主語・補語として使う場合 | whether |
to不定詞と一緒に使う(〜すべきかどうか) | whether |
前置詞の後に置く場合 | whether |
動詞の目的語で「〜かどうか」だけ伝えたいとき | whether / if |
カジュアルな会話 | if |
よくある間違いと訂正
I don’t know if to go.(文法的にNG)
正しくは:I don’t know whether to go.
We talked about if he agreed.(ifは前置詞の後に使えない)
正しくは:We talked about whether he agreed.
練習問題で理解度チェック!
【初級】
次の文を正しい形に直しなさい:
I’m not sure if to start now.
解答:I’m not sure whether to start now.
【中級】
次の空欄を埋めなさい:
( ) she will come is still unknown.(主語)
解答:Whether
【上級】
次の文を文法的に正しい英文に書き換えなさい:
He’s wondering if to take the test.
解答:He’s wondering whether to take the test.
whether と if の“〜かどうか”の使い分けまとめ
whether は「文法的に正しく使いたい」なら最強の選択肢!
特に以下のケースでは ifは使えません:
- 文の主語・補語になる
- 前置詞の後ろに置く
- to不定詞の前に置く(〜すべきかどうか)
日常会話や目的語での使用なら if もOKですが、
きちんとした文を書くなら「迷ったら whether にしておけば安心」です!