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「代名詞」を分かりやすく解説【高校英語】

目次

はじめに:「代名詞」がわかれば、英文がスッキリする!

英文の中で何度も同じ名詞を繰り返すのって、ちょっとくどい…。
そんなときに登場するのが「代名詞」!たとえば「Taro is a student. He studies English.」のように、「Taro」を繰り返す代わりに「He」で代用します。

代名詞は英語の省略テクニックであり、使いこなせば表現力もぐっとアップ!
今回は、高校英語で押さえておきたい6種類の代名詞の使い分けをわかりやすく解説します。

代名詞の役割と種類をおさえよう

代名詞とは、「名詞の代わり」に使う言葉のことです。
同じ言葉の繰り返しを避けたり、すでに出た名詞を受けたりするときに使います。

主な代名詞には以下のような種類があります。

  • 人称代名詞(I, you, he, she など)
  • 指示代名詞(this, that, these, those)
  • 所有代名詞(mine, yours など)
  • 再帰代名詞(myself, yourself など)
  • 不定代名詞(someone, anything など)
  • 関係代名詞(who, which, that など)

それぞれの役割を次で詳しく見ていきましょう。

代名詞のポイント解説と使い方

称代名詞:主語や目的語になる基本の代名詞

例:He is my friend./I like her.

ポイント:主語用(I, you, he, she, we, they)と目的語用(me, him, her, us, them)を正しく使い分ける。

指示代名詞:これ/あれ など特定のものを指す

例:This is my pen./Those are my books.

ポイント:「this/that」は単数、「these/those」は複数。距離感で使い分ける。

所有代名詞:〜のものを表す

例:This pen is mine.

ポイント:「my pen」などの所有格と混同しやすいが、「mine」は名詞の代わりになる。

再帰代名詞:〜自身、自分自身

例:I hurt myself./She made it herself.

ポイント:主語=目的語のときに使用。「by oneself」で「ひとりで」の意味も。

不定代名詞:はっきりしない人・物を指す

例:Someone is calling you./Do you want something to drink?

ポイント:「some-」は肯定文で使いますが、疑問文でも申し出や期待を含むときには使われます。一方、「any-」は否定文や中立的な疑問文で使われます。

※相手に何かを「すすめる・お願いする」ような場面

Do you want something to drink?(何か飲み物ほしい?)
→ 相手が「はい」と答える前提なので「something」

Would you like someone to help you?(誰か手伝いましょうか?)
→ 親切・申し出のニュアンスなので「someone」

一方で、純粋なyes/no疑問文では「any-」

Do you have anything to say?(何か言いたいことある?)
→ 期待・推測なしの中立的な質問なので「anything」

※ the other / another と the others / othersの使い分け

the otherとanotherの違い:theとa(an)の違い

例)リンゴが2つあって、1つめがone、残り1つは「どのリンゴか特定できる(共通認識)」ので、the otherとなる。

一方で、リンゴが3つあって、1つめがone、2つめは「特定」できないので、anotherとなる。

anotherは、「an+other」と考える。

the:特定できる
a/an:特定できない

例)教室に8人いて、3人(some)が男子なら、女子は「5人」と「特定(共通認識)」できるので、the othersとなる。

一方で、8人いて、3人(some)がA型の場合、B型の人数は「特定」できないので、theはつかずに、othersとなる。

関係代名詞(紹介のみ):名詞を説明する節をつなぐ

例:The boy who is running is my brother.

※これは別記事「関係代名詞」で詳しく解説予定です。

よくある間違いと覚え方のコツ

所有格と所有代名詞の混乱

  • × This is my. → 正:This is mine.

覚え方:「所有格+名詞」「所有代名詞=名詞そのものの代わり」

「me」と「I」の使い分け

  • × Me go to school. → 正:I go to school.

ポイント:「主語」→I/「目的語」→me。
主語と目的語を入れ替えて言い換えてみる練習が効果的。

練習問題で理解度チェック!

【初級】
次の文で正しい代名詞を選びなさい。
(I / Me) am a student.

解答:I(主語の位置にあるのでI)

【中級】
次の文の誤りを正しなさい。
She made the cake by herself and gave it to myself.

解答:myself → me(目的語で自分以外からもらっているので普通の目的格)

【上級】
次の文の空欄に入る最も適切な代名詞を選びなさい。
This is not your book. It’s ____.
A. yours B. your C. mine

解答:C(所有代名詞「mine」が正解)

代名詞まとめ

代名詞は、文章をスッキリ・わかりやすくする大切な文法項目です。
まずは人称代名詞の使い分けをマスターし、指示代名詞・所有代名詞などの役割を理解すれば、英文も自然に読めるようになります。

代名詞の種類特徴
人称代名詞I,you,he,she人や物を指す基本の代名詞
(主語・目的語など)
指示代名詞this,that,these,those話してや文脈に応じて、特定の者を指す
所有代名詞mine,yours所有を表す。名詞の代わりに使う
再帰代名詞myself,yourself主語と目的語が同一人物であるときに使う
不定代名詞someone,anything不特定の人や物を表す
関係代名詞who,which,that名詞を修飾する節をつなぐ

少しずつ使って、覚えて、英語の苦手意識をなくしていきましょう!

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この記事を書いた人

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